なぜ倭から日本へ変わったのか?国号誕生の真相とニホン・ニッポンの謎

なぜ倭から日本へ変わったのか?国号誕生の真相とニホン・ニッポンの謎

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日本国内で長年議論されているのが、「日本」の正式な読み方は「ニホン」なのか「ニッポン」なのかという問題です。ニュース番組、スポーツ中継、公的機関の発表などでも混在している現状に対し、法的な定義はどうなっているのでしょうか。

2009年の閣議決定:政府の公式見解は「どちらも正しい」

この議論に終止符を打ったのが、2009年(平成21年)11月に行われた麻生内閣での閣議決定です。衆議院議員からの質問主意書に対し、政府は以下の公式答弁書を決定しました。

「『日本』の読み方については、『にっぽん』又は『にほん』という読み方が広く通用しており、いずれか一方に統一する必要はないと考えている」

つまり、法的にはどちらを使用しても正解であり、国家として片方を排除する方針は取られていません。

公的機関やメディアにおける実務上の使い分けルール

公的には並行使用が認められているものの、実務の現場では一定のガイドラインが存在します。

  • 紙幣・切手・パスポート:日本銀行券(紙幣)のローマ字表記は「NIPPON GINKO」、郵便切手にも「NIPPON」と印刷されています。これは国際的な識別性を高める意図があります。
  • NHKの放送基準:国の機関や公的性格が強い固有名詞(例:「日本国」「日本代表」)では原則として「ニッポン」と発音します。一方で、一般的な会話や慣習的な用語(例:「日本橋(にほんばし)」「日本酒(にほんしゅ)」)は「ニホン」を採用するなど、精緻な基準が設けられています。
  • スポーツ国際大会:オリンピックやサッカーW杯の応援コールでは、破裂音を含み力強く響く「ニッポン」が定着しています。
松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。