米津玄師のビジュアルを語る上で欠かせないのが、インディーズおよびボカロP「ハチ」として活動していた2010年前後の姿です。当時のネットカルチャーを牽引していた彼は、顔出しをほとんど行わず、たまに公開される写真でも深い陰影の中に佇むミステリアスな雰囲気をまとっていました。
2012年に本名名義のアルバム『diorama』でソロデビューを果たし、2014年の『YANKEE』、2015年の『Bremen』へと進むデビュー当時の米津玄師は、黒髪で長めの前髪を目元深くまで下ろしたダウンスタイルがトレードマークでした。輪郭はシャープながらも、どこか無骨で飾り気のない、いわゆる「すっぴんの素顔」がそのまま写し出されていた時代です。
一方で、現在の姿と比較してみると、顔の立体感や肌のトーン、全体のスタイリッシュさに目覚ましい変化が見られます。昔の写真を振り返ったファンから「まるで別人のように垢抜けた」という声が上がるのは自然な反応であり、その劇的な変化こそが検索需要や比較検証の熱狂を生み出す起点となっています。