選抜総選挙の熱気と切っても切り離せない存在だったのが、集英社から毎年刊行されていた『AKB48 水着サプライズ発表』シリーズです。開票イベント直後に撮影が行われ、確定した順位順にメンバーが水着姿で誌面に並ぶこのムック本は、当時の出版界において異例のベストセラーを連発しました。
ファンにとっては「自分が投票した成果が誌面の立ち位置として可視化される」という強い達成感があり、AKB48 総選挙 水着の組み合わせは一大エンターテインメントとして機能していました。当時のテレビ特番やメイキング映像では、過酷な順位争いを終えた直後のメンバーたちが、安堵の涙や悔しさを滲ませながら撮影に臨むリアルな姿が収められています。
一方で、順位という残酷なヒエラルキーを露出度とセットで提示する演出手法は、過度な商業主義としてメディア批評の対象にもなりました。熱狂的な盛り上がりを生み出した反面、メンバーにかかる精神的プレッシャーは極めて大きく、時代の成熟とともにその形式は見直されることとなりました。