ファンの間で長年議論の的となっているのが、更木剣八の卍解の名前です。結論から言うと、原作漫画および公式ファンブック等を含めても、固有の卍解名は明確に設定されていません。
始解の際には「呑め『野晒』(のざらし)」という明確な解号が存在し、巨大な肉斬包丁のような形状へと変化しましたが、卍解時には解号も名前も叫ばれることはありませんでした。やちるが「剣ちゃんの力をちょびっと解放してあげた」と語りかけ、力を注ぎ込まれたことで強制的に発現したためです。刃は始解時よりもやや短く削れたような荒々しい形状へと変わり、柄からは黒い霊圧が噴き出す異様なビジュアルを形成しています。名前すら必要としない圧倒的な暴力の具現化こそが、更木剣八という男の卍解らしさを象徴しています。