金融サービスのデジタル移行が進む一方、ATMの現場では利用者の様々な困惑の声が聞かれます。WEB上のコミュニティやSNSに投稿されたリアルな体験談を分析すると、共通するつまずきポイントが見えてきます。
「急ぎの支払いで夜間にコンビニATMに駆け込み、他行宛てに4万円を振り込んだら、ATM手数料と振込手数料で合計700円以上引かれていた。ジュース数本分が消えてショックだった」(20代・会社員)
「子供の部活動の集金で端数の小銭を振り込もうとしたら、土曜日だったためATMの硬貨口が開かず、結局手続きができなかった。現金振込は曜日を選ばないといけないことを初めて知った」(40代・主婦)
街頭のATMコーナーを観察すると、毎月25日前後の給与支給日には、長蛇の列に並びながら現金やカードで振込を行っている光景が今なお散見されます。明細票を手にしてため息をつく利用者の姿は、複雑化した手数料ルールが一般に十分浸透していない現状を物語っています。