アイドル視されることへの強烈な反発。それが彼のキャリアの原動力だった。テレビドラマ『21ジャンプストリート』で一躍ティーンの憧れの的となった彼は、そのイメージを自ら破壊するようにティム・バートン監督の門を叩く。両手がハサミの怪物を演じた『シザーハンズ』は、彼のキャリアの決定的な転換点となった。
白塗りのメイクに傷だらけの顔、そして一言も発さずとも感情を伝える切ない瞳。彼は美しさを隠すことで、内面にある純粋さと狂気を表現してみせた。この成功が、その後の『ギルバート・グレイプ』や『エド・ウッド』といった、ハリウッドのメインストリームから一歩引いた名作群へと繋がっていく。