『トイ・ストーリー』の魅力を語る上で外せないのが、相棒バズ・ライトイヤーを演じる所ジョージとの名コンビです。カウボーイとスペース・レンジャーという凸凹な2人が衝突しながらも無二の親友になっていくドラマは、唐沢寿明と所ジョージの絶妙な声の掛け合いによって何倍もの説得力を持ちました。
通常のアフレコ現場では別々に音声を収録することも多い中、2人は互いの演技プランを尊重し合いながら収録に挑んできました。唐沢寿明の緩急ある緻密な芝居に対し、所ジョージは独特の脱力感と唯一無二の存在感でバズの生真面目さと愛嬌を表現。このコントラストが、原語版とはまた違った日本版独自の味わい深いバディ感を生み出しています。
唐沢寿明自身もインタビューなどで「所さんのバズの声を聞くと、自然とウッディのスイッチが入る」と語っており、長年の信頼関係がスクリーン越しに伝わるからこそ、ファンは2人の友情に胸を熱くさせられます。