発症から完全に病気が治るまでの期間は、およそ2カ月〜4カ月程度が平均的な目安です。ステロイドの内服により数日で日常生活の苦痛は大幅に軽減されますが、体内の甲状腺組織が元の正常な状態に修復されるまでには一定の時間を要します。
仕事復帰に関しては、デスクワークであればステロイド服用開始から1〜2週間程度で復帰する人が多い一方、立ち仕事や体力を要する業務の場合は、動悸や筋力低下の影響を考慮して2〜3週間の休養を挟むケースが一般的です。復帰初期は無理な残業や過度な運動を避け、体を休めるリズムを最優先に確保してください。
また、炎症が鎮火した後に一時的な「甲状腺機能低下症(だるさ、むくみ、無気力感)」の時期が訪れることがありますが、大半は一過性で自然に正常値へ戻ります。全体の数%程度で再発が見られるため、薬を飲み終えた後も数カ月間は定期的な血液検査を受けて完治を見届ける姿勢が大切です。