日程調整トラブルにおいて、相手に伝える断り文句には細心の注意が必要です。正直に「別の予定とダブルブッキングしてしまいました」と白状することは、一見誠実に見えて実は「あなたとの約束の管理を軽視していました」と公言しているに等しい行為です。相手のプライドを傷つけず、こちらの不始末として礼を尽くす言い換え表現を用います。
パターン1:社外取引先・顧客向け(日程の再調整をお願いする場合)
件名:【重要・日程再調整のお詫び】〇月〇日(〇)のお打ち合わせについて(株式会社〇〇・山田)
本文:
〇〇株式会社
営業部 部長 佐藤 健一 様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の山田でございます。
先ほどはお電話を差し上げましたが、ご多忙の折と存じ、メールにて失礼いたします。
過日確定いたしました〇月〇日(〇)14時からの定例ミーティングにつきまして、大変申し上げにくいご相談とお詫びがございます。
誠に勝手ながら、当方の手帳記載の齟齬により、社内の重要緊急案件とどうしても外せない時間帯が重なってしまう不手際が判明いたしました。
佐藤様には貴重なお時間を確保していただいたにもかかわらず、当方の不手際により多大なるご迷惑とお手数を伴いますことを、心より深くお詫び申し上げます。
大変身勝手なお願いで誠に恐縮ではございますが、もし可能でございましたら、本件のお打ち合わせを下記いずれかの日程に再調整いただくことは叶いませんでしょうか。
【代替日程の候補】
・第1希望:〇月〇日(〇)10:00〜11:00
・第2希望:〇月〇日(〇)14:00〜15:00
・第3希望:〇月〇日(〇)16:00〜17:00
上記日程でご都合が合わない場合は、佐藤様のご都合のよろしい日時をいくつかご教示いただけますと幸甚に存じます。
今後は二度とこのような不始末を繰り返さぬよう、スケジュール管理体制を根本から見直し、再発防止を徹底いたします。
ご多忙の折、ご迷惑をおかけいたしますことを重ねてお詫び申し上げます。
何卒ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
パターン2:後から打診された新規の商談を角を立てずに断る場合
件名:お打ち合わせ日程に関するご連絡(株式会社〇〇・山田)
本文:
〇〇株式会社
〇〇部 ご担当者様
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
株式会社〇〇の山田です。
この度は、新規プロジェクトに関する貴重なお打ち合わせのご提案をいただき、誠にありがとうございます。
せっかくのご案内をいただきながら大変心苦しいのですが、ご提示いただきました〇月〇日(〇)15時からの時間帯は、あいにく先約の所務が入っており、どうしても都合をつけることが叶いません。
ご期待に沿えず誠に申し訳ございません。
もしよろしければ、別の日程にて改めてお時間を頂戴したく存じます。
恐れ入りますが、以下の候補日時の中でご都合のつく時間帯はございますでしょうか。
【当方の空き日程】
・〇月〇日(〇)13:00〜15:00の間
・〇月〇日(〇)終日調整可能
何卒ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。