落花生の常識を覆す存在として絶大な人気を誇るのが、千葉県が育成した極大粒品種「おおまさり」です。一般的な品種の約2倍という圧倒的なサイズ感を誇り、甘みが強く柔らかいのが特徴ですが、その大きさゆえに茹で時間の計算を誤ると芯が硬いまま仕上がってしまいます。
おおまさりの茹で時間は、通常の落花生よりも長めに設定するのが鉄則です。普通の深鍋を使用する場合、弱火〜中火で「沸騰後45分〜50分」じっくりと加熱し続ける必要があります。粒が極めて肉厚であるため、内部の胚乳部分まで熱を均等に通すには長時間の煮沸が欠かせません。もし圧力鍋を使用する場合は、「加圧10分〜12分+自然減圧」がベストバランスとなります。
おおまさりを調理する際の手順は以下の通りです。
まず、殻の溝に入り込んだ泥や土を流水でしっかりと洗い流します。この際、殻を強く握りすぎて割ってしまわないよう注意してください。鍋にたっぷりの水を張り、落花生が水面から浮き上がらないよう落とし蓋(アルミホイルやクッキングシートでも代用可)を密着させます。落花生は比重が軽く湯に浮きやすいため、落とし蓋をしないと上部だけ加熱ムラが生じてしまいます。沸騰したら火を弱め、ポコポコと静かに泡立つ程度の火加減をキープしながら規定時間まで茹で上げます。