労働市場の動向を追うパーソル総合研究所の調査でも、社内イベントに対する意識の変化は如実に表れている。従来型の「強制感を伴う懇親会」が社員のエンゲージメントを下げる要因になっていると指摘される中、企業の「飲み会離れ」は加速の一途をたどる。
立教大学教授の中原淳氏は、現代の職場におけるコミュニケーションの変容について兼ねてより警鐘を鳴らしてきた。業務時間外に依存した人間関係の構築は、かえってダイバーシティを阻害し、家庭の事情や個人の価値観を軽視することに繋がりかねない。最新の分析が示すのは、酒席に頼らない合理的な関係性こそが、持続可能な組織を作るという冷徹な事実だ。