シェラトン東京ベイのクラブラウンジの現状は、以前のような無制限な開放スタイルから、混雑緩和を目的としたシステマチックな運用へと洗練されています。最上階の12階に位置するクラブラウンジは、眼下に広がるパークと東京湾を両面に一望できる屈指のロケーションを誇ります。
夕刻のカクテルタイム(イブニングカクテル)では、ビールサーバーやワイン、各種リキュールとともに、温製・冷菜プレートがブッフェ形式で振る舞われます。混雑日には二部制や事前整理券方式が導入されることが定着しており、「ふらりと訪れて長時間居座る」ような使い方は制限される傾向にあります。一部の愛好家ブログからは「時間制限で慌ただしい」との声も上がりますが、席待ちの行列を極小化し、すべての対象者が平等に上質な時間を過ごすための措置として現場では円滑に機能しています。
マリオットの会員プログラムを活用する宿泊者にとって、マリオットボンヴォイのプラチナ特典のコスト還元率は舞浜随一です。会員本人と同伴者1名分のクラブラウンジアクセス権、毎日の朝食無料特典、空室状況に応じた客室アップグレード、そして最大16時までのレイトチェックアウトなど、付与される実質的な金銭価値は1泊あたり数万円規模に達します。
朝食のメイン会場となる1階ブッフェレストラン「グランカフェ(Grand Cafe)」は、天井高のあるガラス張りのアトリウム空間に滝が流れる圧倒的なスケール感が魅力です。シェフが目の前で仕上げるオムレツや、名物のクロワッサン生地で焼き上げるワッフル、和洋中の豊富なメニューに加え、小さな子どもが自分で料理を取れるキッズブッフェ台まで完備されています。
ただし、現場で直面する最大の壁が「朝の入店待ち」です。パークの開園待ちを目指すゲストが集中する午前7時15分から8時30分頃は、入口に数十組の行列が発生することも珍しくありません。朝の貴重な時間を浪費しないためには、オープン直後の6時30分台に訪れるか、あらかじめクラブラウンジでの朝食(対象者のみ)に切り替えるといった防衛策が不可欠です。