東京のルミネtheよしもとや下北沢の小劇場、大阪のよしもと漫才劇場などで行われている現場取材では、客層の変化が顕著に表れています。かつてはお笑いファンといえばコンビ芸人のファンクラブ層が中心でしたが、現在は単独で舞台に立つ女性ピン芸人の単独ライブを目的に訪れる20代〜40代の女性客や演劇ファンが急増しています。
劇場へ通う観客からは、以下のようなリアルな声が寄せられています。
「吉住さんのコントは、普段言葉にできない自分のドロドロした感情を代弁してくれているようで鳥肌が立つ」(30代女性・会社員)
「ヒコロヒーさんの飄々とした語り口は、仕事で疲れた夜にラジオで聴くと本当に救われる」(20代男性・公務員)
「やす子さんのネタ動画は見ていて嫌な気持ちが一切しない。家族全員で安心して笑える稀有な芸人さん」(40代主婦)
制作現場の編集スタッフからも、「以前は女性芸人のトークに対して『オチはどうするんだ』という圧がかかりがちだったが、現在は彼女たちの自然体の視点そのものが番組のスパイスとして歓迎されている」という証言が得られています。消費される客体から、自ら空間を支配する主体へと立場が変化したことが、现场の熱量の高さを裏付けています。