水元公園の代名詞といえば、圧倒的なスケールを誇るメタセコイアの林だ。昭和40年代に植樹された約1,800本の巨木群は、いまや樹高20メートルを超え、北米の針葉樹林帯を彷彿とさせる壮大な景観を作り出している。
新緑の萌え出づる春から、濃密な緑が日陰を作る夏、そして晩秋のレンガ色への紅葉。季節ごとに表情を変える森の中には、木漏れ日を突っ切る木製デッキが整えられ、車椅子やベビーカーでも奥深くまで散策可能だ。2026年からは樹木の健康状態をリアルタイムで測るスマートセンサーが導入され、半世紀後の森の姿を見据えた保護活動が続けられている。