範馬刃牙が平らげたメニュー全体を見渡すと、さらにその恐ろしいまでの緻密さが浮き彫りになる。炭酸抜きコーラで素早い糖質補給とカフェイン覚醒を狙いつつ、バナナからカリウムを補給して筋肉のけいれんを予防。さらに梅干しの塩分でナトリウムを充填し、クエン酸回路を高速回転させる。そしておじやが持続的な炭水化物の供給源となる。
一見すると無計画なドカ食いに見えるこの組み合わせは、電解質バランスと消化吸収スピードを徹底的に計算した黄金比率だ。極限の闘いにおいて、1秒でも早く全細胞へエネルギーを行き渡らせる――その目的のためだけに削ぎ落とされた究極の栄養摂取戦略と言える。