作り置きの用途として圧倒的な需要を誇るのが、朝の調理時間を短縮するお弁当のおかずです。しかし、持ち運び時に室温にさらされるリスクを考慮すると、作り置きサラダをお弁当おかずに転用する際は特別な配慮が求められます。汁気が少しでもお弁当箱内に漏れると、他のおかずに菌が移行する原因となるため、すりごま、鰹節、乾燥わかめ、おからパウダーなどの「吸水性素材」をあらかじめ和えておくのが鉄則です。
一方、健康管理や体型維持を目的とする人たちの間では、作り置きサラダでダイエット向けの糖質オフレシピを求める声が根強くあります。高タンパク・低糖質を叶える定番は、蒸し鶏のささみや水煮ツナ、ブロッコリーを主軸にした温野菜系サラダです。糖質を抑えつつ満足感を出すには、マヨネーズの代わりにギリシャヨーグルトと粒マスタードをブレンドしたドレッシングを用いると、カロリーを半減させながら深いコクを生み出すことができます。
野菜不足を一気に解消したい家庭においては、作り置きサラダでキャベツを大量消費できるレシピが強い味方になります。千切りキャベツを塩と砂糖を1対1で軽く揉み込み、しっかり水分を抜いてからレモン汁とブラックペッパー、少量のオリーブオイルでまとめる「デリ風コールスロー」は、冷蔵庫で寝かせるほどに味が馴染み、1玉分のキャベツもあっという間に消費可能です。