首都圏の主要音楽大学と比較した場合、洗足の学費水準はどの位置にあるのか。桐朋学園大学や東京音楽大学、国立音楽大学などの伝統校と比べても、初年度費用に極端な開きはない。むしろ各校とも200万円前後のラインで横並びの状態だ。
違いが出るのは、学費に対するリターン、すなわち施設設備と現場教育の充実度だ。最先端の録音スタジオや大規模ホール、24時間利用可能な練習室など、施設への投資額は国内トップクラスを誇る。高等教育機関としての教育環境に対する投資効率を考えると、単純な金額の多寡だけでは測れない価値が存在する。