こうした「調理や食事が苦痛」という消費者の痛みに直面し、巨大な市場変動が起きている。急成長を遂げるフードテック業界は、包丁も火も使わずに完全な栄養を摂取できるソリューションの開発にしのぎを削る。
長年日本の食卓を支えてきた味の素株式会社も、この潮流を捉えた製品開発を加速させている。従来の「美味しさを追求する調味料」から一歩進み、短時間で身体に必要なアミノ酸や微量栄養素を効率よく補給できる進化型食品を展開。従来のヘルスケア産業と食の領域が融合し、「料理に時間をかけたくないが健康は損にたくない」という現代人の矛盾したワガママに応える技術革新が相次いでいる。