未来の荒廃した都市「ネオヒロシマ」を舞台にした『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』では、大人になった野原一家の未来像が克明に描かれました。その中でも観客に最大の衝撃を与えたのが、野原ひまわり(成長後)の公式設定です。
スクリーンに現れた彼女は、ウェーブがかった長い茶髪に引き締まった抜群のプロポーションを誇る20代前半の美女。そして明かされた驚きの職業は「国際警察」の捜査官でした。劇中では、巨大企業集団の支配者である金有増蔵の私設軍隊に対抗するため、革のライダースーツに身を包んで颯爽と現場に突入します。
特にファンを熱狂させたのが、大型バイクで敵の包囲網を突破するバイクシーンです。華麗なハンドルさばきで敵を蹴散らし、手錠と警察バッジを掲げて「国際警察よ!」と言い放つシークエンスは、シリーズ屈指のスタイリッシュな名場面として語り継がれています。
なお、大人ひまわりの声優を務めたのは、0歳児のひまわりを一貫して演じているこおろぎさとみです。赤ちゃんの独特なクーイングや笑い声から一転、凛とした大人の女性ボイスを見事に演じ分けた職人技は、映画公開当時から制作関係者や声優ファンの間で絶賛されました。