後鼻漏の治療方針を定める上で欠かせないのが、背後に潜む疾患の正しい切り分けです。ネット上でも混同されがちなのが副鼻腔炎 蓄膿症 違いですが、医学的に両者は本質的に同じ疾患群を指します。「蓄膿症」は副鼻腔内に膿(うみ)が溜まる状態を指す古くからの通称であり、現代の正式な医学用語では「副鼻腔炎(慢性副鼻腔炎)」と診断されます。
症状の特徴を見比べると、自らの病態がどこに起因しているかが浮き彫りになります。後鼻漏 アレルギー性鼻炎 対策が必要なタイプは、水のようにサラサラした分泌物が多量に流れ落ち、くしゃみや目のかゆみを伴います。一方、副鼻腔炎が原因の場合は、黄色や緑色を帯びた粘り気の強い膿性鼻汁が喉に落ち、眉間や頬の重圧感、独特の悪臭を伴うのが特徴です。
近年特に注目されている第3の病因が「慢性上咽頭炎」です。上咽頭炎 症状 経緯を辿ると、風邪をこじらせた後や過労、自律神経の乱れをきっかけに、鼻の突き当たりにある上咽頭粘膜が充血・肥厚し、持続的な擦過感や異物感を放ち続けます。副鼻腔のCT検査で異常が見つからないにもかかわらず頑固な後鼻漏が続く場合、この上咽頭の隠れた慢性炎症が引き金になっているケースが極めて高頻度で見られます。