ネット上で広く紹介されている「紙や糸を巻きつけて長さを測る方法」には、プロの視点から見ると大きな落とし穴が存在します。
紙や糸は引っ張る力加減によって1〜2mm程度容易に伸縮してしまいます。前述の通り、指輪の1号差は内周わずか約1mmです。セルフ計測で2mmずれた場合、2号分の致命的なサイズ誤差が生じることになります。自宅で正確に測りたい場合は、数百円〜千円程度で入手できる「全国標準規格(JIS規格)のリングゲージ購入」を強く推奨します。
また、購入時と納品時で「サイズが合わなくなった」と悩む女性は少なくありません。指輪のサイズが太くなった理由として代表的な要素は以下の3点です。
- 日内変動(むくみ):夕方や飲酒翌朝、デスクワーク後は指が鬱血し、朝と比べて0.5〜1号太くなる。
- 季節差:夏場は新陳代謝と血流の増加、水分の過剰摂取で太くなりやすく、冬場は乾燥と寒さで血管が収縮して細くなる。
- 関節の骨格(節太タイプ):指の根元は細いものの第二関節がしっかりしている女性の場合、根元の太さではなく「関節をぎりぎり通過できる号数」を選ばざるを得ず、根元でリングが回ってしまう構造的課題が生じる。