集英社の女性漫画誌『Cocohana』にて2012年から2015年にかけて連載された『かくかくしかじか』は、全5巻というコンパクトな巻数でありながら、漫画界に極めて鮮烈な足跡を残しました。連載終了年の2015年に「第8回マンガ大賞」および「第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」をダブル受賞するという快挙を成し遂げています。
ギャグ漫画家として『海月姫』や『主に泣いてます』『東京タラレバ娘』などの大ヒット作を連発していた東村氏が、自身のペンネームの由来や創作の原点をさらけ出した本作は、コメディとしての高いエンターテインメント性を保ちながらも、終盤に向けて息を呑むような緊張感とエモーションを生み出しています。