バミリとは?舞台・テレビの足元テープの語源や色の違いと現場の真相に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
テレビ番組の収録現場や劇場のフロアを観察すると、白、赤、青、黄色、緑、さらには淡く光るテープなど、多彩なカラーが入り乱れて貼られていることに気づきます。これらは単なる気まぐれではなく、混乱を防ぐための緻密な視覚情報設計に基づいています。
バミリの色の違いが生じる主な理由は以下の3つです。
- 出演者・キャストごとの識別:多人数が出演するクイズ番組や音楽番組では、「MC=白」「ゲストA=赤」「ゲストB=青」のように色を割り振り、自分の立ち位置を一瞬で認識させます。
- シーン・場面転換ごとの識別:演劇の舞台では、第1幕で使用する位置を「黄色」、第2幕で使用する位置を「緑」と定義し、同じ床面でも時間軸による使い分けを可能にしています。
- 暗転時の視認性確保:劇場の照明が完全に消える「暗転(あんてん)」の瞬間には、通常のテープは一切見えなくなります。そこで舞台袖へのハケ口(退場動線)や階段の段差、暗転中の立ち位置には、光を蓄えて自発光する「蓄光テープ(蛍光テープ)」が用いられます。
また、床材の材質(リノリウム、木製フローリング、パンチカーペットなど)や撤収時間の長さに応じて、使用されるテープの材質も厳格に選定されます。
テープの種類主な用途・現場糊残り・床保護性能編集部の評価・実用性アセテートクロステープ
(舞台用リノテープ)劇場舞台、ダンススタジオ、本格的な撮影スタジオ極めて高い(舞台床・リノリウムを傷めず糊が残らない)プロ標準。手で綺麗に切れ、光の反射を抑えるマット加工が施されている。塗装・建築用養生テープ
(ポリエチレンクロス)テレビ番組収録、簡易イベント、リハーサル室高い(短時間〜数日の使用であれば跡が残りにくい)コストパフォーマンス抜群。色展開が豊富で入手しやすく、現場で最も多用される。蓄光テープ
(高輝度ルミナステープ)演劇の暗転シーン、舞台の段差、袖への避難動線中程度(直貼りを避け、養生テープの上に重ね貼りが推奨)暗所での安全性確保に必須。事前に照明を当てて蓄光させる運用手順が必要。カラービニールテープ
(PVCテープ)学校行事、スポーツ競技場のコートライン、緊急時の簡易バミリ低い(長期間貼ると糊がベタつき、床の塗装を剥がす恐れあり)安価だが舞台やスタジオ床面への直貼りは原則禁止。一時的な目印限定で使用。