長野市民病院は、厚生労働省が推進する「医療機関の機能分化」に基づき、重症患者や高度な検査・治療を必要とする患者を重点的に受け入れる地域医療支援病院に指定されています。そのため、受診システムの根幹は「地域のクリニック・医院からの紹介」を前提に設計されています。
初めて受診する場合、もっとも確実で経済的なルートは、近隣のかかりつけ医に診察を受けたうえで紹介状(診療情報提供書)を発行してもらい、クリニック側から長野市民病院の「地域医療連携室」を通じて長野市民病院 初診予約を取得してもらう方法です。このルートを経由すると、日時が事前に確定するため、当日の受付待ちや手続きが大幅に簡略化されます。
一方、紹介状を持参せずに直接来院して受診する、いわゆる長野市民病院 紹介状なしでの初診受診も制度上は不可能ではありません。しかし、以下の2点において非常に大きなデメリットが生じる点に注意が必要です。
第一に、国が定めた制度により、通常の保険診療一部負担金(3割負担など)とは別に、初診時選定療養費として7,700円(税込)が原則として自己負担(自費)として上乗せされます。第二に、予約患者の診察が優先されるため、当日の外来枠に空きがない場合は数時間単位の待機が発生するか、緊急性を要しない場合は当日の診察自体を断られるリスクがあります。まずは近隣の診療所を受診し、適切な紹介を受けることが受診の鉄則です。