「周期表はどこまで覚えるべきか」という問いに対して、大手予備校の化学科講師陣は口を揃えて「最低でも36番のクリプトン(Kr)まで、そして重要族の縦ライン」と答えます。基本となる周期表1番から20番覚え方の定番「水兵リーベ僕の船(H, He, Li, Be, B, C, N, O, F, Ne)七曲がりシップスクラークか(Na, Mg, Al, Si, P, S, Cl, Ar, K, Ca)」は、あくまで助走にすぎません。
カルシウム(20番)の先にそびえるスカンジウム(21番)からクリプトン(36番)までの遷移元素ゾーンは、難解な語呂合わせが多く挫折者が続出するポイントです。ここを一瞬で突破できる実戦的な周期表36番までの覚え方が、以下のフレーズです。
【21番〜36番の決定打語呂合わせ】
「スコッチ暴露マン、徹子に会えばどうぜんガッツく、ゲルマンあっせぶる、クリプトン」
・Sc(21:スコ):スカンジウム
・Ti(22:ッ):チタン
・V(23:チ):バナジウム
・Cr(24:ば):クロム
・Mn(25:くろマン):マンガン
・Fe(26:徹):鉄
・Co(27:子に):コバルト
・Ni(28:会え):ニッケル
・Cu(29:ば):銅
・Zn(30:どうぜん):亜鉛
・Ga(31:ガッ):ガリウム
・Ge(32:ゲルマン):ゲルマニウム
・As(33:あっ):ヒ素
・Se(34:せ):セレン
・Br(35:ぶる):臭素
・Kr(36:クリプトン):クリプトン
さらに、無機化学の性質決定において横の並び以上に決定的な役割を果たすのが周期表縦の覚え方です。同族元素は最外殻電子の数が同じであるため、極めて似た化学的挙動を示します。テストで頻出する主要4大グループは、以下のインパクトある語呂で完全攻略できます。
① アルカリ金属(1族:Li, Na, K, Rb, Cs, Fr)※水素を除く
【アルカリ金属覚え方】「リッチな母ちゃんルビーせしめてフランスへ」
(Li:リッチ / Na:な / K:母ちゃん / Rb:ルビー / Cs:せしめて / Fr:フランスへ)
② アルカリ土類金属(2族:Ca, Sr, Ba, Ra)※Be, Mgは2族だが狭義のアルカリ土類から除外される点に注意
【2族全体の語呂】「ベッドにもぐって彼女のスネかじる、ばら色」
(Be:ベッド / Mg:にもぐって / Ca:彼女の / Sr:スネかじる / Ba:ば / Ra:ら色)
③ ハロゲン(17族:F, Cl, Br, I, At)
【ハロゲン族語呂合わせ】「ふっくらブラジャー愛の跡」
(F:ふっ / Cl:くら / Br:ブラジャー / I:愛の / At:跡)
※酸化力の強さ(F₂ > Cl₂ > Br₂ > I₂)や常温での状態(気体・液体・固体)までセットで想起できる受験界屈指の名作フレーズです。
④ 希ガス(18族:He, Ne, Ar, Kr, Xe, Rn)
【希ガス族の語呂】「変なねーちゃんある日狂ってキセノン乱暴」
(He:変な / Ne:ねーちゃん / Ar:ある日 / Kr:狂って / Xe:キセノン / Rn:乱暴)