生前の彼らを知る関係者が口を揃えて語るのが、舞台裏での徹底したプロ意識と後輩への温かい眼差しである。強烈なキャラクターで知られたチャーリー浜も、楽屋では誰よりも挨拶や礼儀に厳しく、舞台の仕造りには一切の妥協を許さなかったという。
また、桑原和男は若手の悩みに耳を傾け、舞台上での転び方ひとつから丁寧に伝授する優しさを見せていた。体調を崩し療養に入った後も、劇団の将来を案じ最後まで「新喜劇はどうや?」と気にかけていたという。華やかな照明の裏にあった劇団員たちの絆と、悲しみを乗り越えて舞台に立ち続けた知られざる真実が、関係者の証言によって明かされている。