コールダックを10年以上長生きさせるための根幹は、日々の給餌と病気の早期発見です。食欲旺盛な彼らに対し、炭水化物過多のパンや米、あるいは成鶏用(ニワトリ用)の配合飼料を無計画に与えることは短命を招く最大の引き金となります。
長生きを支える給餌の黄金比率
- 主食:水鳥専用ペレットまたは高品質なキジ類・家禽用総合栄養食(タンパク質15〜18%前後に調整されたもの)
- 副食:無農薬の小松菜、チンゲンサイ、水菜などの青菜(ビタミン・ミネラル補給)
- 必須ミネラル:ボレー粉(牡蠣殻)やグリット(砂嚢で餌をすり潰すための小石)を常設
特に室内飼育では紫外線(UVB)不足によるカルシウム代謝異常が起こりやすく、メスでは卵塞(卵詰まり)、幼鳥や若鳥では歩行困難に陥る脚弱症(ペローシス含む)が多発します。天気の良い日の日光浴や、鳥類専用の爬虫類・鳥類用UVライトの照射が欠かせません。
見逃してはならない危険な初期症状
鳥類は天敵に弱みを見せないため、体調不良を隠す習性があります。以下の兆候が見られた場合は、一刻を争う事態です。
- 羽を膨らませて目を閉じ、床でうずくまっている(著しい体力低下)
- 鼻孔から分泌物が出ている、呼吸時に「プチプチ」「ヒューヒュー」と異音がする(呼吸器感染症)
- 足の裏に黒いタコや潰瘍ができている(バンブルフット=蹠行炎:フローリング飼育による圧迫)
- 糞便が水っぽい緑色便、あるいは未消化の餌が混ざっている(消化器系疾患)