4K機器を導入するにあたり、初心者が陥りがちな「3つの大きな誤解」を整理しておきます。
第一の誤解は、「4Kテレビを買えばすべての地上波番組が4Kで映る」という思い込みです。現在、地上デジタル放送の電波はフルHD未満(1440×1080等)で送信されています。テレビ内部の映像エンジンがアップスケーリング処理によって画素を補完し4K相当に引き上げていますが、純粋な4K信号ではありません。
第二に、4K放送と8K放送の違いや配信ソースの仕様です。本物のネイティブ4K映像を堪能するには、BS4K衛星放送、4K Ultra HD Blu-ray、あるいはYouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoといった4K配信コンテンツを再生する必要があります。
第三に、有機EL(OLED)と液晶(LCD)の画素構造の違いです。同じ「3840×2160の約829万画素」であっても、バックライトで照らす液晶と、約829万個の素子一つひとつが自ら光る有機ELでは、コントラスト比(明暗の表現力)に決定的な差が出ます。暗いシーンでの黒浮きを防ぎたい場合は、画素数以上にパネル方式の選定が重要になります。