朝青龍の驚異的な身体能力と勝負強さは、偶然の産物ではありません。彼の生家であるドルゴルスレン一家は、モンゴル国内で知らない者はいない屈指のアスリート名門家系です。
父親のドルゴルスレン氏は、モンゴル相撲の最高峰ランクである「ザーン(巨象)」の称号を持つ伝説的な強豪力士。その強靭な遺伝子を受け継いだ4人兄弟は、全員が格闘技やスポーツの世界で頂点を極めています。
- 長男:スミヤバザル(元レスリング五輪代表、元ウランバートル市長、政治家・実業家)
- 次男:セルジブデ(新日本プロレス等で「ブルー・ウルフ」として活躍した元プロレスラー)
- 三男:スガルラグチャー(実業家・柔道選手)
- 四男:ダグワドルジ(朝青龍)(第68代横綱)
そして現在、日本の大相撲界を牽引している大関・豊昇龍(本名:スガルラグチャー・ビャンバスレン)は、三男スガルラグチャー氏の次男であり、朝青龍にとって直系の甥にあたります。
豊昇龍が土俵で見せる鋭い眼光、変幻自在の投げ技や足技は、かつての叔父・朝青龍の全盛期を彷彿とさせます。当時の特番インタビューや関係者の証言によると、朝青龍は甥に対して「土俵に上がったら鬼になれ」「立ち合いのスピードを一切緩めるな」と直接指導を行い、精神的支柱として厳しくも温かいサポートを続けています。