朝市新鮮広場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは山積みにされた大根やキャベツ、そして銀色に輝く丸魚の数々です。一般的なスーパーマーケットの相場と比べて3割から半値近く安い値札が並ぶ光景は、初めて訪れた買い物客を驚かせます。
この驚異的な安さを支えているのは、極めて合理的な直販サプライチェーンです。一般的な流通ルートでは、生産者から農協、卸売市場、仲卸業者、小売店へと何段階もの中間業者が介在し、その都度マージンや配送コストが上乗せされます。しかし朝市新鮮広場では、近郊の契約農家が早朝に収穫した地場野菜を自ら搬入・陳列するほか、漁港や卸売市場から直接買い付けた獲れたて鮮魚をダイレクトに売り場へ投入しています。
さらに、サイズ不揃いや曲がりなどの規格外野菜、市場で余剰となった訳あり品を大量に一括仕入れすることで、仕入れ単価を大幅に抑制。派手な個包装を省き、通い箱や木箱のままダイナミックに販売するオペレーションの簡素化も、徹底した低価格還元を可能にしている要因です。