親杭横矢板工法が選ばれる理由とは?施工手順・費用と止水対策を現場解説

親杭横矢板工法が選ばれる理由とは?施工手順・費用と止水対策を現場解説

親杭横矢板工法が選ばれる理由とは?施工手順・費用と止水対策を現場解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:地下水が多い地盤では、親杭横矢板工法は一切使えませんか?
A1:単体での使用は推奨されませんが、事前のディープウェルによる地下水位低下工法や、親杭背面の地盤改良(薬液注入工法や高圧噴射撹拌工法)と組み合わせることで施工可能です。ただし、水位低下による周辺地盤沈下の恐れがある地域では、ソイルセメント柱列壁など止水性の高い工法への変更が検討されます。

Q2:親杭のH形鋼は工事完了後に必ず引き抜かなければなりませんか?
A2:基本的にはコスト削減および地中障害物防止のため引き抜いて再利用します。ただし、引き抜く際の振動や、抜いた後の空隙によって隣接建物や道路が沈下するリスクがある場合は、親杭を地中に残置(埋め殺し)することもあります。引き抜く際は、空隙にセメントミルク等を充填する充填工法を併用します。

Q3:横矢板に木材(松・スギ)を使う場合、腐食による強度の問題はありませんか?
A3:親杭横矢板工法はあくまで基礎躯体が完成して埋め戻すまでの「仮設工(供用期間数ヶ月〜1年程度)」であるため、通常の使用期間内であれば木材の腐食が構造耐力に及ぼす影響は軽微です。ただし、数年に及ぶ長期工事や湧水が激しい現場では、防腐処理木材や耐久性の高い「鋼製横矢板」が使用されます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。