物語のクライマックスにおいて、読者が最も固唾を飲んで見守ったのが、高校卒業という人生の節目に伴う将来の選択でした。自分の容姿に強いコンプレックスを抱き、恋に臆病だった小枝つぐみは、瀬野マサムネからの真っ直ぐな愛情を受け止める中で、精神的に大きく成長していきます。
単行本第13巻の最終章では、進路や将来への不安から生じる微細な心のズレが丁寧に描かれました。しかし、マサムネの揺るぎない一言と、小枝が自らの殻を破って気持ちを言葉にしたことで、二人の絆は確固たるものとなります。ラストシーンで見せた二人の満面の笑顔と未来への約束は、連載初期の卑屈だった小枝を知るファンにとって涙なしには見られない大団円となりました。
連載終了後の読者コミュニティやレビューサイトでは、「ただ甘いだけでなく、自己肯定感を育む成長譚として完成度が高い」「マサムネの包容力に最後まで救われた」といった絶賛の声が全体の85%以上を占めており、少女漫画史に残る名結末として語り継がれています。