長年にわたり特撮作品を牽引してきた「東映株式会社」の関係者や、過酷な現場をともに生き抜いた仲間たちは、今も大葉の復調を温かく見守っている。彼が病に倒れた2018年以降、特撮業界内では彼の功績を称えるイベントや復帰を祈願する有志の集まりが幾度となく開かれてきた。
現場を知るプロデューサーは語る。「大葉さんは現場の太陽だった。どんなに撮影が過酷でも笑みを絶やさず、後輩に背中で魅せる男だった」。一歩一歩進められるリハビリの歩みは遅いかもしれない。しかし、特撮業界全体が大葉健二というアイコンに対する敬意を失うことはなく、彼が残した数々の名シーンは今も現場の若手俳優たちのお手本であり続けている。