2026年の桃シーズンは、例年通り6月中旬〜9月上旬が全国的なピーク期間となる見込みだ。ただし品種と産地によって収穫時期が大きく異なるため、「旬」を一括りにするのは正確ではない。農水省の作物統計(2024年度データ)によると、桃の国内生産量は年間約8万トン前後で推移しており、山梨・福島・長野の3県で全国生産量の約60%以上を占める。
品種別の旬の時期を整理すると、「日川白鳳」は6月中旬〜7月上旬、定番の「白鳳」は7月中旬〜8月上旬、高糖度で人気の「白桃」「清水白桃」は8月がメイン、晩生種の「川中島白桃」は8月下旬〜9月中旬まで楽しめる。特に2026年は春先の気温が平年より若干高めで推移したため、一部産地では例年比で1〜2週間早い出荷が予測されている点に注意したい。
旬ど真ん中に食べる桃は、糖度が12〜15Brixに達することも珍しくなく、この時期の完熟桃こそ「手むき」が最も映える状態になる。逆に、旬の走りや冷蔵流通で硬く締まった桃には湯むきや冷水テクニックが強力な武器になる点を、まず頭に入れておこう。