ネット空間では往々にして「体重40kg台前半で胸が大きいのは100%豊胸である」という極論が語られがちです。しかし、解剖学や美容運動学の見地から見ると、これは大きな誤解を孕んでいます。
女性のバストは主に「乳腺組織」と「皮下脂肪」で構成されています。脂肪の割合が高い「脂肪性バスト」の人は、体重の減少に伴って胸のサイズも落ちてしまいます。しかし、遺伝的要素や体質によって「乳腺性バスト」の割合が高い場合、体脂肪率を極限まで落としてもバストのボリュームが減りにくいという特徴があります。
さらに重要なのが、骨格タイプとアンダーバストの細さです。進撃のノアのように肋骨まわり(胸郭)が細く、骨盤に幅がある骨格の場合、トップバストの実寸が80cm台前半であっても、アンダーが60cm程度であればカップサイズはDやE、場合によってはFに達します。ネット上で「巨乳」と呼称されるインパクトは、絶対的な体積ではなく「胴体の細さとの相対的な比率」によって生み出されているのです。