佳子さまのファッション外交が世界的な注目を集めた象徴的な出来事といえば、ギリシャ公式訪問だ。現地でパルテノン神殿を訪れた際にお召しになっていたのは、パルテノンブルーを思わせる鮮烈で美しい青のパフスリーブニットワンピースだった。
この一着が、ファストファッションブランド「GRL(グレイル)」のアイテム(価格にして2,000円台前後)であると特定された時の衝撃は、日本国内にとどまらず海外メディアにも波及した。公務という公式な場において、プチプラアイテムを卓越した品格で着こなすスタイルは、若年層を中心に「真似したい」「親近感が湧く」と大絶賛を浴びた。外交における相手国への敬意を表したカラーチョイスと、スマートな価格選択のバランス感覚は、まさに現代の皇室スタイルを象徴する一幕だったと言える。