最も多くのファンが関心を寄せるのが、「なぜ絶大な人気を誇っていた神谷明さんが降板しなければならなかったのか」という理由です。この騒動の真相は、2009年9月18日に神谷さん自身が公式ブログ(当時)「神谷明の屁の河童」に投稿した記事によって明るみに出ました。
神谷さんはブログ上で、降板に至った背景として「契約上の問題、信義、仁義、仁愛の破綻」という強い言葉を用いて説明しました。具体的には、アニメ制作会社や読売テレビ、広告代理店などの幹部スタッフとの間で、出演契約の更新プロセスや二次使用料(著作隣接権やグッズ・ゲーム展開等に伴う対価)を含むギャラ交渉を巡り、埋めがたい見解の相違が生じていたことが要因とされています。
当時、ネット上では「声優陣同士の不仲」や「原作者である青山剛昌先生との対立」といった憶測も飛び交いましたが、神谷さんはこれらを明確に否定。江戸川コナン役の高山みなみさんをはじめとする共演者やスタッフ、ファンへの深い感謝と申し訳なさを綴りつつも、プロとしての権利と尊厳を守るための苦渋の決断であったことを明かしています。