各プラットフォームによって、手書き入力を有効化する導線は異なります。一度設定しておけば次回以降は数秒で呼び出せるため、利用端末に応じた最短手順を押さえておくことが重要です。
1. iPhone(iOS):中国語手書きキーボードを流用する裏ワザ
iOSの日本語キーボードには標準で手書き入力パネルが用意されていませんが、「設定」>「一般」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」から「中国語(繁体字)- 手書き」を追加するという手法が最も実用的です。
漢字圏共通の字形データが収録されているため、日本の漢字のほぼ99%を手書きで正確に認識できます。検索エンジンやメモ帳の入力欄で地球儀アイコンを長押しし、追加した手書きキーボードに切り替えて画面下部に指で文字を書くだけで、変換候補に目的の漢字が出現します。文字を入力した後にWeb検索にかければ、読み仮名も即座に判明します。
2. Android:Gboardの手書き検索を有効化する手順
多くのAndroidスマートフォンに標準搭載されている「Gboard」では、ネイティブな日本語手書き入力がサポートされています。文字入力画面の歯車マーク(設定)から「言語」>「日本語」を選択し、キーボードのレイアウト一覧から「手書き」にチェックを入れて保存します。
入力時にスペースキーの長押しや言語切り替えボタンを押すことで、キーボード面全体が広い手書きキャンバスへと変化します。認識スピードが極めて速く、崩し気味に書いた文字でも高精度に判別されます。
3. Windows PC:タスクバーから「IMEパッド」を呼び出す手順
デスクトップやノートPCのWindows環境では、追加設定すら不要です。画面右下のタスクバーにある日本語入力アイコン(「あ」または「A」)を右クリックし、メニューから「IMEパッド」を選択します。
左側メニューの鉛筆アイコン(手書き)をクリックし、マウスのドラッグ操作またはタッチパッドで漢字を描きます。右側の候補一覧に該当する文字が表示され、文字の上にマウスポインタを重ねるだけで部首名、画数、音訓の読み方がツールチップとしてポップアップ表示されるため、読み方を調べる用途において極めて効率的です。