日本全国の地方都市が抱える空き家問題。庵治町も例外ではなかったが、ここ数年のアプローチは非常に興味深い。古い古民家や、かつて石工たちが使っていた作業場が、次々とコワーキングスペースやアトリエへと生まれ変わっている。
東京や海外から移住してきたウェブデザイナー、写真家、作家たちが、この静かな環境で創作活動に励んでいる。伝統的な漁師町・石の町のコミュニティに、新しい感性を持った余所者たちが交わることで、化学反応が起きている。地元住民と移住者が共同で開催するワークショップやマーケットは、町に新しい循環を生み出す原動力だ。