家族問題に詳しいカウンセラーは、料理の味が極端に落ちたり、奇妙な味付けになったりする現象の背後には、調理側のメンタルヘルスの悪化が隠されているケースが多いと指摘する。うつ病や育児ノイローゼ、あるいは仕事の過度なストレス。これらは味覚を鈍麻させ、調理の段取り能力を著しく低下させる。
つまり、パートナーが発する「料理がまずい」というサインは、実は「助けてほしい」という無言の悲鳴である可能性があるのだ。単に味付けを非難するのではなく、相手の様子がおかしくないか、心身ともに限界を迎えていないかを見極める眼差しが、今こそ求められている。