二人の運命的な出会いは、昭和の夜の社交場として名高かった都内のクラブだった。「夜の帝王」「稀代のプレイボーイ」として芸能界の頂点に君臨していた梅宮辰夫が、ある夜、店に足を踏み入れた瞬間に視線を奪われたのがクラウディアだったという。数々の美女と浮名を流してきた名優が、初対面で完全に一目惚れした瞬間だった。
辰夫のアプローチは凄まじかった。映画の撮影が終わるや否や彼女の元へ駆けつけ、情熱的な言葉と豪快なエスコートでアタックを続けた。当初はスター俳優の派手な噂に警戒心を抱いていたクラウディアだったが、強面の裏にある底抜けの誠実さと不器用なほどの優しさに触れ、次第に心を開いていく。交際開始から間もなく、辰夫は独身生活に自ら終止符を打つことを宣言。電撃的な結婚劇は、当時のメディアを大々的に賑わせた。