生活の質(QOL)を大きく低下させる要因として、多くの女性が挙げるのが「寝付けない」「夜中に目が覚めて熟睡感がない」といった睡眠障害です。2026年現在、ホルモン周期と体内リズムを同時に整える最新のプレ更年期セルフケアが大きな注目を集めています。
睡眠環境の改善においては、就寝90分前の「38〜40度のぬるめ入浴」による深部体温のコントロールに加え、スマートリングやウェアラブル端末を用いた睡眠ステージの可視化が標準化しつつあります。自分の睡眠リズムを把握したうえで、光目覚ましやメラトニン前駆物質を含むサプリメントを活用する人が増えています。
また、体質から根本的に不調を整える手段として、プレ更年期に効く漢方薬の評判が非常に高まっています。婦人科や漢方外来でも、個人の「証(体質や状態)」に合わせて以下のような処方が頻繁に用いられます。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷え性、むくみ、めまい、貧血傾向があり、体力が比較的低下している人に適した処方。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラ、気分の落ち込み、不眠、ホットフラッシュなど、精神神経症状が強く出ている方に高い支持を得ています。
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):肩こり、頭痛、下腹部痛があり、比較的体力があって血行不良(お血)が疑われるタイプに向いています。