絶賛される一方で、検索エンジンには「カレーの壺まずい噂の真相」を気にする検索流入が後を絶ちません。なぜ評価が真っ二つに分かれることがあるのでしょうか。購入者のネガティブなフィードバックを詳細に分析すると、味付け覚知のギャップと調理法の誤認という、明確な3つの原因が浮かび上がってきました。
第1の要因は、「油で炒めずにスープへ直接投入していること」です。市販の固形カレールーは煮込みの最後に火を止めて溶かす仕様ですが、カレーの壺は生スパイスペーストです。火を通さずに水分に溶かすと、生姜やにんにくの生臭さやスパイスの角立ちが残り、えぐみとして感じられてしまいます。ペーストは必ず油で数十秒から1分間、しっかり炒めて香りを立たせなければなりません。
第2の要因は、「水分の過多による味の希薄化」です。小麦粉が入っていないため、日本のルーカレーと同じ感覚で水を注ぐと、とろみがつかず「シャバシャバで薄いスープ」になってしまいます。本品は具材から出る水分やココナッツミルク、トマト缶の水分を主軸にして、加える水は少量(4人分で100〜150ml程度)に留めるのが鉄則です。
第3の要因は、「塩分の絶対量不足」です。一般的な固形ルーには1皿あたり約2g前後の食塩と多量の旨味調味料(グルタミン酸等)が含まれていますが、カレーの壺は塩分控えめに設計されています。そのため、レシピ通りに作っても人によっては「味がしない」「物足りない」と感じてしまいます。仕上げの段階で塩をひとつまみ足すか、醤油・ナンプラー・味噌などの発酵調味料を小さじ1/2ほど隠し味に加えるだけで、輪郭が一変して圧倒的な旨味へと昇華します。