現在、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方のご乗用として主力を担っているのが、2013年にデビューした観光特急50000系「しまかぜ」です。通常営業時でも最高級の設備を誇るプレミアムシートを備えていますが、お召し列車として運行される際にはさらなる特別仕様へと姿を変えます。
「しまかぜ」がお召し列車(または御乗用列車)として仕立てられる際、両陛下がご着席になる号車では以下のような特別な設えが施されます。
・座席の専用セッティングとカバー交換:通常の本革シートに専用の特製リネンやヘッドカバーが装着され、格式に合わせた空間を演出。
・視界とプライバシーの確保:大型窓からの沿線奉迎に応えられる視認性を保ちつつ、停車駅や要所での防犯・プライバシー対策を徹底。
・専任アテンダントによる接遇:社内選抜と特別な訓練を受けた精鋭アテンダント・乗務員のみが乗務を担当。
ハイデッカー構造による見晴らしの良さは、沿線で手を振る多くの奉迎者に応える行幸啓の趣旨とも完璧に合致しており、まさに現代を代表するお召し列車として活躍しています。