外からは結束の固いストリート集団と見られていた関東連合ですが、元幹部である工藤明男(筆名)氏による暴露手記『いびつな絆 関東連合の真実』をはじめとする一連の手記や当事者の法廷証言によって、その内実は徹底的な恐怖政治と心理的支配に基づいていたことが白日の下に晒されました。
上下関係における暴力制裁、絶対的リーダーに対する盲従、一度足を踏み入れたら抜け出せない制裁システムなど、集団内部は常に疑心暗鬼と緊張に満ちていました。元メンバーらの証言によると、「理不尽な制裁を恐れるあまり、疑問を抱きながらも指示に従わざるを得なかった」という歪んだ心理的トラウマが長年にわたり組織を縛り付けていたとされています。
ストリートの絆という美名の下で行われていたのは、リーダー層への上納金システムと暴力による私的制裁であり、一般的な暴走族の「仲間意識」とはかけ離れた冷徹な支配システムが実態でした。