新海誠監督の映画『天気の子』で描かれた、天候の奔流に翻弄される人々の姿は、決してフィクションの中だけの寓話ではない。地球沸騰化が叫ばれる昨今、豊前市でも春先から秋口にかけて記録的な夏日が連続し、かと思えば突発的な寒冷前線の通過で気温が1日で10度以上乱高下する現象が常態化している。
週間天気予報に並ぶ「降水確率40%」という曖昧な数字をどう読むか。この数値は「降るか降らないか」の賭けではなく、「降った瞬間の雨量が極端化しやすい大気状態」を警告していると捉えるのが、近年の気候変動下における正しいリテラシーだ。朝晩の冷え込みと日中の強烈な日差しが交錯する季節の変わり目には、週間予報の最高・最低気温の差に細心の注意を払い、体調管理という名の自己防衛を怠ってはならない。