Q1:頭皮のかゆみを放置すると、毛根が死んで二度と生えてこなくなりますか?
A1:一時的な表皮の炎症であれば毛根は再生しますが、重度の脂漏性皮膚炎や頭皮湿疹を半年以上放置して瘢痕化(線維化)が進むと、毛包幹細胞が破壊されて永久脱毛に至るリスクがあります。かゆみと抜け毛が重なった初期段階での炎症鎮静化が決定打となります。
Q2:かゆみがあるとき、市販の育毛剤を使っても問題ありませんか?
A2:原則として使用を中止してください。市販育毛剤の多くに含まれるエタノールやメントール、香料は、炎症を起こしたバリア不全の頭皮には強力すぎる刺激物となります。まずは皮膚科の抗炎症外用薬や低刺激な頭皮用保湿液で赤みとかゆみを完全に抑えることが先決です。
Q3:脂漏性皮膚炎とAGAが同時に起きている場合、どちらを先に治療すべきですか?
A3:皮膚科医の共通見解として、最優先すべきは頭皮の炎症(脂漏性皮膚炎)の沈静化です。頭皮がただれた状態でミノキシジルなどの育毛成分を塗布すると接触皮膚炎を併発し、かえって脱毛を早めます。炎症が治まった後に本格的なAGA治療薬へ移行するのが最も安全かつ効果的です。