かつてのクアガーデン露天風呂の口コミ評判を精査すると、来訪者が残したリアルな声には絶賛とシビアな指摘の両面が存在していました。
高評価の核となっていたのは、何と言っても「圧倒的な開放感と泉質の良さ」です。大手旅行サイトのレビューログや個人の宿泊記には、次のような熱のこもった証言が数多く記録されています。
「飛騨川のせせらぎを聞きながら、緑に囲まれて入る露天は唯一無二。首だけ出して蒸される箱蒸し風呂が最高に気持ちよく、下呂のぬるぬるとした肌触りのお湯を全身で体感できた」「700円という低料金でこれだけの設備を揃えた外湯は全国的にも珍しい。駅からも歩けて電車の待ち時間に重宝した」
アルカリ性単純温泉ならではのpH9超えがもたらす「美肌の湯」を、大自然の風情とともに味わえる点は絶大な支持を集めていました。
一方で、後期になるにつれて目立っていたのが「寒さと老朽化への不満」でした。
「洗い場が実質的に半屋外のため、晩秋や真冬は凍えるほど寒い。体を洗う前に震え上がった」「更衣室のロッカーにサビが目立ち、床の軋みや設備のくたびれ感が隠せなくなっていた」
屋根はあるものの外気に直接晒される設計は、夏場の爽快感と引き換えに、飛騨の厳しい冬期には厳しい環境を生み出していました。この寒暖差と設備の劣化スピードが、後の閉館議論に直結したことは間違いありません。