会見前後のネットの反応まとめを追跡すると、世論の評価が180度転換した推移が鮮明に浮かび上がります。
来日前はSNSや掲示板において「宮内庁は大丈夫か」「ガムを噛んだら即刻退場させるべきだ」といった不安の声が8割近くを占めていました。しかし、ニュース速報で深々とお辞儀をし、静かに言葉を交わす映像が報じられると、風向きは一変。「人は見かけによらない」「礼儀の場を完璧に弁えている」「真の親日家だ」と絶賛する投稿が相次ぎました。
さらに、この成功を支えたのが安倍総理首脳会談を通じた官邸主導の首脳外交です。安倍晋三元首相は2017年1月、日本の首相として初めてドゥテルテ氏のダバオ私邸を訪問。ベッドルームで朝食を共にし、マンゴーを分け合うという型破りな「おもてなし」で個人的な信頼関係(ラポール)を構築しました。この首脳同士の強固な絆が、皇室への訪問をより円滑で敬意に満ちたものへと昇華させる土台となりました。