入江伸子氏の原点は、現場で真実を追究するジャーナリズムにありました。成蹊大学文学部を卒業後、フジテレビジョンに入社した彼女は、報道局の記者やディレクター、解説委員室などで多岐にわたる取材・番組制作を担当。持ち前の行動力と誠実な取材姿勢で、メディア業界において確固たるキャリアを築いていきました。
彼女の人生が大きく揺らいだのは、2000年末に隣家で起きた世田谷一家殺害事件でした。被害者遺族という当事者になりながらも、報道の現場を知る人間として「被害者の尊厳」と「メディア報道の在り方」の間で深く葛藤。この経験が、後の社会活動や政策提言の基盤となっていきます。
その後、2017年7月の東京都議会議員選挙において世田谷区選挙区から都民ファーストの会公認で出馬し、トップ当選を果たしました。都議時代は、犯罪被害者支援条例の制定推進や子育て支援、防災対策に尽力。1期4年の任期を誠実に全うし、行政の側から被害者支援の手続きや法整備を前に進める大きな原動力となりました。